2008年 08月 29日
ペルーアマゾンのプロジェクトサイトで、プロマネとして常駐している望月理事が8月16日より一時帰国。JICA様やAJINOMOTO様など、アルコイリスの活動を支援して頂いているステイクホルダーの方々への中間報告等予定されていたミッションを無事終了し、26日成田発のフライトでペルーへの帰途に着きました。今回の来日のハイライトの一つが、グリーンフラスコ研究所様のご厚意により実現した『グリーンフラスコ環境教育フォーラム』の一環として自由が丘4Fのセミナールームで開催されましたアルコイリスの活動報告会・・『ペルーアマゾンの生物多様性の現状と環境保全への取り組み』・・でした。今回、このような形で活動報告の方をさせて頂くことが出来ましたのも、ひとえにグリーンフラスコ関係者の皆様のボランティア精神溢れるご支援の賜でございます。この場をお借りしまして、心より深く厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 さて、上の写真は、活動報告会の席上メインスピーカーとして壇上に立った望月昭宏氏。報告会の準備段階では、アルコイリススタッフの間においても、あらためてプロジェクトをレビューする機会を設定し、『生物多様性』、『生態系サービス』、『アグロフォレストリー』、『コミュニティートレード』等々、アルコイリスが主に取り組んでいる重要テーマについて、とことん膝を交えて話し合いをすることができたのは大きな収穫でした。そして、望月氏はプレゼンを通じ、経済的・社会的・環境的・歴史的・文化的バックグラインドや、価値観、習慣、立場の違いによって、日本からは見えにくくなっている熱帯雨林自然環境破壊の現状と原因について、望月氏が日々現場で目にしていること、体験していること、肌身感覚で感じていることに加え、2年半ぶりに来日し日本で感じた『違和感』と合わせ、臨場感たっぷりに話しをしてくれました。そこで改めて見えてきたのは、ありきたりのことかもしれませんが、三現主義の重要性(現場・現物・現実の三つの現を重視すること。問題が発生したときに、机上で判断するのではなく、現場で不具合の起きた現物を観て、どのような状態であるのか=現実=を確認することで解決を図る)。熱帯雨林の破壊の現場を容易に訪れることがで日本人にとって、今回の報告会では、たとえそのことを理解をすることはできなかったとしても、何らかの形で感覚として残るメッセージをお伝えできたのではないかと思っています。一方では、アマゾンに限らず、我々が直面している環境問題というのは様々形は違えど、根本のところでは一緒なんだなということも、改めて感じることができたようにも思います。エコとエゴ、グローバルとローカル、開発と保全・・・立場や社会環境の違いが生み出す利害関係が対立するのではなく、一致するモデル一つでも多く形になって行く、そのプロセスに、アマゾンの植物と共にかかわりたいとの思いを強く抱きました。 今回の報告会では、「マジカル・ハーブ」の著者でもあり、ワンダーアイズプロジェクトを主宰されている永武ひかるさんにもお越し頂きました。我々(私?)にとって、永武ひかるさんは、アヤワスカに象徴されるアマゾンハーブの世界に誘って頂いた人生の恩人でもあり、アルコイリスの活動を開始するにあたり原点となったVIP。永武ひかるさんと、今回このような形でお会いできたのは光栄の至りでございます。ありがとうございました! ### 追伸1:ワンダーアイズ写真展『アムールヒョウの森の里』極東ロシアの子どもたちが写した世界が8月29日〜9月8日が新宿コニカミノルタプラザで開催されています。開発が進み森林が伐採され、絶滅の危機に瀕するアムールヒョウ・・・アマゾンで起こっていることが、極東ロシアでも起こっている。 追伸2:来年の報告会では400名動員を目指して頑張りたいと思います!
by arcoirisproject
| 2008-08-29 10:55
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