2010年 01月 27日
★ウカヤリ通信:望月昭宏★ マシセア地区を訪問し事業説明および参加希望者を募ってきました。プロジェクトに参加を希望するとして登録した農民は17名でした。すべてフロール・ナシエンテ集落の農民です。 マシセア地区行政官のモラン氏は、午後3時に説明会を実施するということで、プエブロ・リブレ、フロール・ナシエンテ、セイランド、サン・ラファエル、プレフェリーダ、チャラスマナの6集落に事前連絡を取り、その後、ラジオ放送(マシセア地区ではプカルパ市街のFM放送が入感します)でも呼びかけました。しかしながらFM放送の呼びかけでは、なんと、ナレーターが実施時間を午前8時であると誤って放送した為、時間通り現れたチャラスマナ集落の約15名はしびれを切らし、我々の到着時刻を待たずに引き上げてしまうというアクシデントがありました。プエブロリブレ集落の農民代表の方とは、往路の乗り合い船で一緒になりましたが、同集落での事前説明会は開催済みでありましたので、今回は訪問せずと致しました。フロール・ナシエンテ集落は、会議の結果選出されたリーダーは勿論、参加農家の方々全員のモチベーションが高く、前回プエブロ・リブレ集落で感じた勢いを上回るものがありましたので、先ずは上々のスタートではないかと思います。放送事故の結果、今回ミートできなかったチャラスマナ集落の15名については、次回マシセア訪問時に改めて説明会を実施するということで、テジョ氏、ルイス氏、モラン氏と合意しています。 現地調整員のルイス氏が団体とプロジェクト概要について説明、続いてテジョ専門家がプリマベーラでの実績を踏まえ、プロジェクトの進め方などを具体的に補足、その上で、プロジェクトへの参加者を募るという段取りで説明が行われ、その後、参加農家の方々には20kgの種子とテジョ氏作成のグリーンナッツ栽培簡易マニュアル、更に味の素AIN事業で作成したグリーンナッツトルタ料理レシピ集を配りました。尚、プエブロ・リブレ集落代表によれば、同集落では4人が栽培を開始していて、現在20センチ位に成長しているとのこと。次回訪問は2月中旬の土曜日の予定です。 余談ですが、1時間で到着するチャーター高速艇に比べ、片道4時間の乗合船は、エンジンの音がすさまじく、マシセア到着時には片耳が暫く聞こえなくなるほど。また、復路はマシセア発が午前2時半のため、午前1時半過ぎに起床し、乗り合いタクシーで船着場まで移動。蚊との格闘の中、出発を待つという感じでした。まさに三等客室という表現がピッタリで、バナナで船内後方は一杯になり、ハンモックを吊るし道中しっかり睡眠をとるもの、鶏を10数匹程度持ち込む客、挙句の果てには三輪タクシーまで積み込む客もいる始末で、結構厳しかった道中でした。慣れれば何ていうことないのかもしれませんが、次回は到着時間と開催時間の合間を見計らいきちんと昼食をとってから対応するなどした方がいいよねというのが3人の一致した見解。 フロール・ナシエンテ村の畑は道路の脇にあるところも多く、説明会が終了してからテジョ氏が3箇所ほど畑を訪問しグリーンナッツのアグロフォレストリー栽培に関する技術指導を行うことができました。「あの距離なら畑を訪問してプリマベーラのように技術指導ができる。プリマベーラのように訪問時毎に全部の畑を巡回するということはしないが、1回に5つの畑程度なら可能であるだろうし、是非そのようにしたい。」(テジョ専門家談) 乗り合い船を利用する場合、往路は、プカルパ発が午前7時半、マシセア着は午前11時半頃。復路は、マシセア発の一番遅い便が午後1時なので、必ず現地で1泊せざるを得ない状況なので、午後の半日をフルに活用し可能な限り畑を回り指導したいというテジョ専門家の意見は至極当然であり、共感がもてました。
by arcoirisproject
| 2010-01-27 18:59
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